秋葉原で買ってきた謎のジャンクWebカメラ@200円のドライバを探す旅


秋葉のジャンク屋で買った200円のwebカメラ、型番、メーカーなど一切書いてない。上部に唯一「up」っていうロゴがあるだけ。
とりあえずWindowsUpdateから落ちてくるドライバではうまく行かなかったので、正しいドライバを見つけるまでの方法をメモ。

はじめに、Windowsに挿して認識された時は「Look312P」というデバイス名だったが、このデバイス名はどうやら正しくないようで、どこかで見つけてきたドライバを入れても、カメラは認識するものの画像は表示されず。

バイスのベンダーとプロダクトを調べる

http://digital.ni.com/public.nsf/allkb/1DEC366794E3584A862570980007A73A
でダウンロードできるUSBViewで、このカメラのベンダーidとプロダクトidを調べる。

idVendor 0x0AC8
idProduct 0x301B

調べた結果がこれ。
この情報を元にドライバを探す。

バイスを特定する

http://www.usb.org/developers/tools/comp_dump
USBの公式ベンダーid一覧から0x0AC8→10進数で2760を探すと、ベンダーは"Vimicro Corporation"だということがわかる。

Vimicro Corporationのwebページを見てみると、どうやらチップのメーカーぽい。

Vimicro Products
ダウンロードセンターに行ってみるものの、どのチップを使ったものだかわからない。

プロダクトidを調べよう。
http://www.qbik.ch/usb/devices/
で"0x0AC8"を検索すると、ありました、"0x0ac8:0x301b"。これが同じチップを使ってるUSBカメラっぽいですね。
この中の適当なデバイスの詳細を見ると"Vimicro Z-star chips zc0301 Vga webcam 640x480 320x240 software by the driver 352x288 176x144"って書いてあるので、どうやらzc0301チップを使ってるらしい。

さっきのダウンロードセンターにはzc0301っぽいのは3つあるけど、"zc0301PL"をなんとなく選んだ。なんとなく。これでたぶん動かせる。

ドライバのインストール@vista

ダウンロードしたドライバのzipファイルを適当な場所に解凍しておく。
バイスマネージャから該当のカメラをダブルクリック→「ドライバ」タブから"ドライバの更新"→"コンピュータを参照して〜"→解凍したフォルダを選択
で完了

さっき解凍したフォルダかC:\Windowsとかにあるamcap.exeで動作確認。

カメラのスペック


チップの仕様から、VGAが最高だと思われる。
320x240で30fps、640x480で15fpsの一般的なカメラっぽい。
キャプチャがこんな感じ。200円だし文句はない。